導入事例

CASE STUDY

大原パラヂウム化学株式会社さま

サステナブルな製品開発を基に、100年近く事業を継続されている老舗繊維加工品/化学品メーカー、大原パラヂウム株式会社事業本部営業課/事業開拓チームの竹内勇人さんに、生活の木の製品を採用されたきっかけ、また今後についてお話を伺いました。

快適な住空間を 100年続く我が社から



私たち大原パラヂウムは、大正15年創業、まもなく100周年を迎えます。
快適な住空間を創造していくことを我々のミッションに掲げ、繊維加工を軸に、化学の力で不快なものを快適にする事業を展開しています。

我々が製造する繊維加工剤は、創業当時から変わらず「水系」です。溶剤系とは異なり、廃液による環境負荷を減らすことができます。
今でこそ水系が一般的になりつつありますが、同業他社が溶剤を主流にしていた頃から、環境に配慮した原料を基に繊維加工剤を製造してきました。

今、お客さまが求めているのは、環境配慮やトレーサビリティーの観点を持った企業姿勢や製品です。
私たちは顧客に向けて、環境配慮した製品はもとより、一部の原料背景を開示することで、要望にお応えしています。

近年、繊維業界では同じものを大量生産し、コストを抑えていく傾向にあって、価格競争の厳しさが増しています。
これに対して、私たちは今まで培ってきた技術や積み上げてきた実績、そして新たな事業展開を打ち出すことで、差別化を図り、常に顧客のニーズに応え続けたいと考えています。

この新たな事業展開のひとつが、生活の木の製品卸につながる「うるわし繊維」です。

「うるわし繊維」に 生活の木ブランドを



「うるわし繊維」は、天然成分配合のプレミアム柔軟剤シリーズです。
今年の春、生活の木の植物油、カレンデュラオイル・セサミオイル・アプリコットカーネルオイルを添加した柔軟剤をリリースしました。

一消費者として生活の木ブランドを知っていたのですが、ご一緒するきっかけは、顧客さまからの紹介でした。
生活の木の原料そのものに対する魅力はもとより、環境に対する姿勢、Wellness&Well-beingをカンパニーテーマにされていて、親和性を感じたこともビジネスを前に進めた理由です。

実際に生活の木原料を使用することで大きく2つのメリットがありました。
一つは、柔軟剤に添加することで、生地の風合いを柔らかくし肌あたりを良くすることができたこと、
二つめは、生活の木ブランドの認知度があることで、顧客向けに提案する際、話しを前に進めやすいことです。

特に後者に関しては、シアバターやCICAなど認知の高い植物原料を使用した製品以外だとに提案が広がりにくいこともある中で、
「生活の木のカレンデュラオイルを配合した柔軟剤」と伝えることで、「生活の木を知っている」、「生活の木の製品を使ったことがある」など、商談の導入が格段にしやすくなるので、とても助かっています。

現状は、3つの植物油を使用した柔軟剤を作っていますが、今後はラインナップの拡充も視野に入れていきたいですし、
少し飛躍しますが、私たちが生活の木のエッセンシャルオイルを販売して、あえて枠組みを外していくのもいい。
持つモノを増やすか、出会うヒトを増やすかで私たちは変わっていくと考えています。

生活の木とは点ではなく、先が見える展開を一緒に進められたらと思っています。


案件担当者 開発営業本部 秋元 隆志

(取材・文 / 開発営業本部 平川 知子)
所在地
京都市上京区竹屋町通千本東入上ル主税町1092

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